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土づくり 持続的な農業を目指して~JA報告書から(下)

 家畜排せつ物は堆肥化することで貴重な有機物資源に生まれ変わる。土壌に養分を与え、畑の地力を維持する堆肥について、85・2%が「利用している」と回答。前回(1999年、87・6%)、前々回(88年、81・7%)と同様に高い水準となった。/4割が「増収」/ 投入効果として農家が最も多く挙げたのが「増収した」の43・7%、次いで「冷害年でも減収しない」が19・3%。堆肥の原料は「牛ふん」(86・2%)…

土づくり 持続的な農業を目指して~JA報告書から(中)

 土づくりの調査では、現在の輪作体系に新たな作物を導入する意向があるかも聞いた。質問に「ある」と答えた農家は30・9%に上る。このうち、検討したい作物として最も多かったのが、46・6%を占めた「緑肥」だった。/半数が導入検討/ 緑肥は土壌中に有機養分を与えることになり、十勝では古くから活用されてきた。病害の軽減や地力の維持・向上に役立つ。十勝総合振興局農務課は「直接の収入になる作物ではないが、土づ…

食・農 支える新技術~とかち財団研究より(6)「チーズの乳酸

 チーズのうま味やコクを左右する乳酸菌。近年、ナチュラルチーズの消費量は日本でも増加傾向にある。ただ日本ではチーズの国産乳酸菌がほとんど開発されていない。国内オリジナルの乳酸菌を開発することで、消費者の製品イメージを高められると期待されている。将来的には、十勝発の乳酸菌を使った、地場のチーズ工房による製品作りを見据えている。 チーズの国産乳酸菌研究は、とかち財団のほか函館や北見などの研究機関で進め…

食・農 支える新技術~とかち財団研究より(5)「ナガイモ播種

均等な植え付け可能に 間隔1センチ刻みで 毎年5月ごろに行われるナガイモの植え付け作業。種イモを均等な間隔で播種(はしゅ)できるようにしたのが、今回開発された制御装置だ。 ナガイモの植え付けは、ゆっくりと進む作業機に座って手作業で種イモを植える作業が主流だが、腰などへの負担が大きい。こうした点から、機械上の作業者が立った姿勢でベルトコンベヤーに種イモを載せ、播種を行える「立ち植え式長芋プランター」…

食・農 支える新技術~とかち財団研究より(4)「血乳検査装置

生乳への混入光で測定 品質向上に寄与 農家から集荷される生乳に混入する血液の量を量る装置を開発した。ものづくり支援部の菅原崇研究主査は「集乳業者に使ってもらえるよう、今年中にリリースしたい」と話す。 生乳中の血液を定量測定する技術はこれまでなく、集荷時に運送担当者が目視による検査を行っていた。検出精度は検査員の経験によるため、定量的評価のニーズが高く、農業団体からの依頼で2014年度から研究を進め…

食・農 支える新技術~とかち財団研究より(3)「山幸酵母のパ

単糖に反応 高い発酵力 実用化へ課題も 「山幸酵母を使ったパンは先味が強く華やかな香り。3年後には商品が出回るようになるのでは」 高谷政宏研究員(32)は、池田町で生まれたワイン醸造用ブドウ「山幸(やまさち)」に由来する天然酵母の、パン作りに適した性質を発見。2016年から商品化に向けて研究を重ねている。 同町ブドウ・ブドウ酒研究所のブドウ園で採れた山幸から、酵母を分離。その後、酵母の分類を調べる…

食・農 支える新技術~とかち財団研究より(2)「山ワサビを活

別部位加えて辛味維持 海外輸出も実現 十勝管内で山ワサビの作付け面積が年々増加している。2015年は15ヘクタール、16年は55ヘクタール、17年は85ヘクタール、18年には120ヘクタールにまで増えた。 生産量の増加に伴い販路拡大につながる加工品を望む声が挙がり、とかち財団食品加工技術センターグループの四宮紀之研究主査(57)は山ワサビを活用した商品開発に着手した。 加工品製造で最大のネックとな…

食・農 支える新技術~とかち財団研究より(1)「十勝ヨーグル

 食やものづくりなど産業支援に取り組むとかち財団。2019年度の成果発表を6回にわたり紹介する。 ◆◆◆◆◆  2019年に発足した「十勝ヨーグルトプロジェクト」。フードバレーとかち推進協議会や明治などと共同で取り組み、新たな乳酸菌を使って開発したヨーグルトが発売された。

米国農業の今(5)「タナカファーム」

農場ツアーで魅力発信 トラクターの荷台に乗って120ヘクタールの畑を巡り、ガイドから説明を受けながらニンジンやカブなど新鮮な野菜を試食する。ロサンゼルス郊外、アーバイン市のタナカファーム。同ファームの人気の一つが農場ツアーで、年間8万5000人が訪れるという。 経営するグレン・タナカさんは「技術的な話ではなく、畑で野菜がどう育っているのか、試食を通して学んでもらいたい」と話す。地元住民が 学習で来…

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