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効率化進め市場拡大 テキサス肥育畜産協~米国農業の今(1)

効率化進め市場拡大 テキサス肥育畜産協~米国農業の今(1)

効率化進め市場拡大
 「各種講習や保険販売、州政府や議会への要望など幅広い活動を展開している。会員が品質の良い牛を提供できるよう支援するのが協会の使命」

 カウボーイで知られる全米で最も畜産が盛んなテキサス州。北端のアマリロにあるテキサス肥育畜産協会(TCFA)の本部で、広報担当のカーメン・フェントンさん、市場会員マネージャーのブラッディ・ミラーさんが説明してくれた。

肥育600万頭 最大の「首都」 
 協会はテキサス、オクラホマ、ニューメキシコの3州の肥育牧場主で構成。3州は全米最大の牛の肥育エリアで、肥育牧場の「首都」とされる。肥育頭数は600万頭、日本の肉用牛の飼養頭数(247万頭、2016年)の倍以上だ。

画像をクリックすると拡大します。

 協会の収入源は基本的に会費で、政府の補助は受けていない。会費は1頭当たり月10セント、平均的な3万頭を飼養する牧場なら月3000ドル(約33万円)を負担する。現在は150の牧場が加盟、分野ごとの九つの小委員会で活動を決めている。

 最も力を入れているのが会員への情報提供。一日に6回は相場などの情報をテキストメッセージで送信し、毎週、1週間の動きをリポートする。フェントンさんは「畜産業界の情報は膨大な数。それらをまとめて、会員に分かりやすく再構成して発信している」と話す。

取れる肉13%増 担い手の育成も 
 家畜管理の講習会もきめ細かい。動物愛護の意識が高い米国では、家畜の飼い方に消費者から厳しい目が向けられ、「BQA」(ビーフ・クオリティ・アシュアランス=牛をどう取り扱うか)という日本にはない考え方もある。管理がずさんだと従業員のボイコットや消費者の不買運動といった騒動に発展するという。

アマリロ近辺で見掛けた牛の群れ。広大な原野で放牧されていた

 一方、担い手対策として子どもたちへの普及活動にも力を入れる。肥育業界では「永続するためには若い人に働き掛けることが重要」との認識がある。職業訓練所などで協会が講座を開設し、優秀な人材の確保につなげている。

 協会の一連の取り組みは肥育技術を高め、結果的に肉牛生産の効率化を推し進めた。70年代と比較すると作業機械から出る排出ガスは18%、餌は20%、ガソリン使用量は9%、水の使用量は14%の減少。コスト削減と反比例して1頭当たりの体重は増加、実際に取れる肉は13%も増えている。

 生産性の向上は輸出への余力を高め、米国はいま、日本、韓国、中国などアジアに肉牛の市場を拡大しようとしている。

 「米国人が食べないタンや内臓を(食べる習慣があるアジア諸国に)売れば追加収入も得られる。今後も効率化を目指し、良い肉を生産したい」

 ミラーさんの説明に、視察団は興味深く聞き入っていた。

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